yoruno_3’s diary

好きな食べ物は肉です

日下昇

『あれは確か、いつもより少し澄んだ空だった。』を観てきました。

市原さん演じる日下昇がめっっっっっっちゃ良かったんですけどめっっっっっっちゃ良かったって言葉かカッコよかったとしか呟いてないので時間かかってでもまとめることにしました。

・自分用なので自分が分かればいい度100%で文章書いてます

・※※※ネタバレ注意※※※←一番重要

 

 

観る前、もう吐くんじゃないかってくらい緊張しすぎて…楽しみすぎて吐きそうなのもあったし(市原さんはどんな性格でどんな役なんだろう)(内容はどんな感じなんだろう)(いやむしろ作中で死人出ないでくれ)っていう思考を全て脳のミキサーで混ぜて飲んでるみたいな気分で吐きそうでした。(死人出ましたけど・・・)

最初薫さんが出てきた際始まったのか前説なのか分からなくて???ってなったんだけど、舞台の注意事項を説明している最中に市原さんが出てきた瞬間"""市原さんが出てきた"""という伝達を脳が受け入れなくて誰?ってなったんですけどもう後ろ姿が市原さんなんですよね。唐突に市原さん出てきてビビるじゃないですか。しかもバッチリカメラ持って薫さん撮影するじゃないですか。それを注意されて「やめてください!!泥棒!!!」「出て行け・・・?客に向かって出て行けとは何て言い草だァ!!!!!!!!」と逆ギレのオンパレード。はいもう好き。この二言だけで推せる。ビックリした、もう精神が好きって言っていた。これからスッゲェ悪役だったとしても憎たらしくて一発肋骨折りたくなるような奴でも絶対好きなキャラクターだと確信しました。しかも日下昇って名前めっちゃよくないですか?もう全てが日下昇って感じじゃないですか?名前聞いてしっくり来た…だからフルネームで呼んじゃうんですけど呼びたくなっちゃうんですよね、不思議ですね。という思考があのワンシーンで瞬時に駆け巡ったんですけど、本当に、スッゲ〜〜〜〜〜〜〜〜〜憎たらしいんですよ、言い方が。文でセリフを書いても分かりづらいと思うんですけど本当にムカつくんですよ。こいつ絶対好きになれない奴だわ!好きだけど!みたいな感じだったんですよ。

そして次のシーンで薫さんを待ち伏せするシーン。ツイートしたけどタバコ吸おうとする仕草からライターを付けようとする仕草からタバコを仕舞う仕草までもうムカつくわけ…おまけに片足を踵立ちしているところまでもう日下昇なわけよ…(?)市原さんもしかして日下昇?って具合にもう最高…「あなたには空白の時間がある。僕はそれを知りたいんです」からあのインスト曲が流れて本編スタートっていう流れももう痺れまくった。「僕はそれを知りたいんです」って一言で記者魂がこっちに伝わったんだよね。セリフが熱こもってたんだよ…ブワッてなったんだよ…ここから物語が始まるんだ…ってこの舞台のスタートを感じさせるようだった。

そして今回の登場人物との関係性を把握させたところで今度は緑子ちゃん初登場シーン。ここはもはや記憶がない!!!!!!だって、散々ここまで印象悪いイメージをこちらにぶつけといてここのシーンで見せられるのは"ダメ人間"の日下昇なんだよ!?!???!?薫さんにビビりまくって部下に縋って追い詰めた部下に対してベタ褒めして挙げ句の果てに部下にガン無視される日下昇を見せられたらもう愛すしかなくない!?!!!?!!??!?部下にガン無視されて置いていかれる日下昇が愛おしい!!!!!!「僕はどっちかというとMだから〜」と言ってめっちゃ気持ち悪い動きをしながらくねくねと緑子ちゃんの周りをウロチョロしている日下昇にも愛おしいという感情しか湧かなかった。もはや感情のジェットコースターだよ。つか一人称僕って何、好き。

そんなこんなで薫さんを追いかけて迫られ追い詰められ怯えては部下の緑子ちゃんに助けを求めを繰り返していくわけなんですけど、ラストシーンにかけての日下昇ももう好感度爆上がりでしょ。セブンガールズという7人の女性にまで辿り着いて、そんな自分たちに屈しない真っ直ぐな彼女達を見て涙を流している姿…シャッターを切るのを忘れるくらい見惚れる姿…あさひさんが去る時に日下昇の目の前で踊って去るんだけど、それを目で追いかけるその仕草も…涙を拭きながら呆然として部下に引っ張られる姿も…薫さんに「あの時あなた泣いてたでしょ?」って指摘されて「ななななな泣いてませんよ!」って大慌てで否定するその顔も…感化されて左遷されることを分かって記事を出さないその姿勢も…それを緑子ちゃんに指摘されて涙こらえる声で「う"ん"…」って返事する後ろ姿も…ぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんぶ大好きなんですが!!?????!???????!???!??!!??????????????!!

公演が終わった後、まるでディナーセットを食べ終えた満足感を得ました。もう、日下昇のフルコースを食べてるみたいな気分でした。日下昇のあの早口で動きまくって全て忙しない感じを演じられるのは市原さんだと思いましたしこの役に市原さんを起用したデビッド・宮原さんの脳内に米俵を贈りました。本当にありがとうございました。これで9億年は生きられます、いい薬です。

 

余談なんですけど、日下昇って腰に手当てたり顎を触るの、癖?度々その2つの仕草をやっていたんですけど、控えめに言ってそれも含めて最高です。ありがとうございます。

ノーライフノー日下昇

2020/01/22